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「大丈夫」の裏側

発信箱:「大丈夫」の裏側=永山悦子(科学環境部)
毎日新聞 2011年4月20日 0時18分
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20110420k0000m070162000c.html

 「元気?」と問うと「元気」と答える。「大丈夫?」と問うと「大丈夫」と答える。でも、本当は「元気」でも「大丈夫」でもないのかもしれない。

 埼玉県東部の杉戸町と周辺自治体には、原発のある福島県の避難者が数多く身を寄せる。避難所を巡回していた同町と、隣接する幸手市の内科医たちが「糖尿病や高脂血症など慢性疾患は自覚症状がない。話を聞くだけでは十分把握できていないかもしれない」と、町などの協力を得て、今月から避難者向けの血液検査を始めた。避難所での取り組みは例がない。地元医師会の野口寿一会長は「避難してきた人は、治療の中断で持病が悪化したり、ストレスや脱水で体調を崩しやすい」と指摘する。

 「こんなに薬を飲んでいないとは」。検診をした医師の感想だ。慢性疾患は薬を飲まなくても、すぐには症状が出ない。地震や津波の悲惨な被害を目の当たりにしているだけに、わずかな体調変化では相談もしにくい。福島第2原発がある富岡町から避難してきた60代の男性は「避難指示が出たときは1~2日で帰れると思っていた」と、持病の薬は家に置いたまま。「薬の名前が分からないから、聞かれても言えなかった」とつぶやいた。検査の結果、多くの人に、何らかのリスクがあったという。

 阪神大震災や新潟県中越地震などでは、地震後3週間までに、避難所生活によって持病が悪化して亡くなる震災関連死が相次いだ。東日本大震災の避難所でも、死亡者が出始めているという。対応は一刻を争う。メンバーの合言葉は「健康な状態で故郷へ帰っていただこう」だ。病気を悪くしたり、起こさせないため、「大丈夫」の裏側に潜むリスクを見逃さない。復興に向けたつち音が聞こえ始めた今だからこそ、きめ細かいケア、支援が必要だ。
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